- PayPay資産運用はやばいって噂は本当?
- PayPay資産運用は儲かるの?
今回はこのようなお悩みを解決します。
PayPay資産運用はPayPayポイントを使って気軽に投資が始められるサービスです。
SNSでは「儲かった」「右肩上がりに増えて嬉しい」という喜びの声が多いですが、中には「めちゃくちゃ損した」「普通にマイナスだった…」といった声も。
そこで今回は、PayPay資産運用はどんな意味で「やばい」のか?果たして儲かるのか?徹底解説していきます。
結論から言うと、PayPay資産運用自体は悪い意味で「やばい」サービスではありません。
ただし、PayPay資産運用に限らず、軽い気持ちで投資を始めるのはかなり危険です。
「みんながやっているから」という理由でなんとなく始め、後先考えずに運用を続けていると、最悪の場合には自分の資産を大きく失ってしまう可能性も。
当記事内では初めての資産運用で失敗しないために必要な準備についても詳しく解説しているので、そちらも合わせてご覧くださいね!
筆者は今「PayPayポイント運用」を実践中ですが、ポイント運用との違いも合わせて解説していきます。
資産運用に関する悩みをサクッと解決したい方はこちら↓
PayPay資産運用のやばいメリット7選
PayPay資産運用にはデメリットもありますが、メリットも多数あります。
PayPay資産運用のメリットをまとめると以下のとおり。
- ↑読みたい項目をタップするとジャンプします。
ひとつずつ解説します。
実質0円で投資が始められる
PayPay資産運用の最大の魅力は、実質0円で投資できること。
PayPayポイントを活用すれば、自己資金なしで株式投資にチャレンジできちゃいます。
投資に興味はあるけど「無理してお金は使いたくない」という人にぴったりのサービスと言えるでしょう。
100円から取引できる
通常、証券会社では数万円単位の取引が一般的ですが、PayPay資産運用なら100円から始められ1円単位で取引できます。
たとえば、毎月コツコツと500円ずつ株式投資を続ける、というのもアリですね。
給料日に数万円をまとめて回すのは敷居が高いですが、ワンコイン投資なら誰でも無理なく始められます。
お小遣い感覚で、ゆるりと株とお付き合いしていく。
そんな初心者向けの投資スタイルにピッタリなのがPayPay資産運用の特長と言えるでしょう。
現金化できる
今までのPayPayポイント運用では現金化できないのがネックでした。
しかし、PayPay資産運用では保有資産を売却すると、PayPayマネーにチャージすることができます。
そのPayPayマネーからPayPay銀行に出金することで、「実質現金化できる」というわけですね。
ポイントが増えてもあまり旨味がない、現金として使いたいという方には特に嬉しいメリットと言えるでしょう。
筆者も今PayPayポイント運用をやっていますが、PayPay資産運用への移行を検討中です。
新NISAにも対応している
PayPay資産運用は新NISA(少額投資非課税制度)にも対応しています。
通常は20.315%の税金がかかる投資の利益が非課税になる制度のこと。
例えば、PayPayでNISA口座を作って5年間、毎年80万円を投資したとします。
投資資金400万円が500万円に増えたら、利益の100万円に対する20.315%の税金が、NISA口座では丸ごと非課税になるのです。
通常の証券口座(特定口座、一般口座)なら、利益への課税は避けられません。
NISAを活用できるのはPayPay資産運用の大きな強みと言えるでしょう。
ポイントが貯まる
PayPay資産運用の投資信託で、PayPayカードによる「クレジットつみたて」を行うと、毎月の積立額の0.7%(上限700ポイント/月)がPayPayポイントとして還元されます。
獲得したPayPayポイントは、そのまま再投資することも可能。
投資でポイントを稼いで、そのポイントでまた投資する。
こんな好循環を生み出せるのは、PayPay資産運用ならではのメリットですよね。
未成年も取引できる
PayPay資産運用では、親権者の同意があれば未成年でも口座を開設できます。
未成年のうちから投資に親しむことで、社会のお金の流れが理解でき、お金との上手な付き合い方が身につくのは大きなメリットです。
「投資って何?」「株ってどうやって買うの?」
素朴な疑問を抱きながら、少しずつ投資の世界に触れていく。
それだけで子どもの金融リテラシーはグンと高まるでしょう。
将来に向けた立派な投資教育になること間違いなしですよ。
口座開設が簡単
「投資を始めたいけど、口座開設が面倒」というのはよくある話ですよね。
しかし、PayPay資産運用ならスマホだけで簡単に口座開設ができちゃいます。
「投資に興味はあるけど、面倒くさそう」と思っている人にこそ、PayPay資産運用はオススメです。
PayPay資産運用のやばいデメリット3選
PayPay資産運用のデメリットは以下の3つ。
- 個別株の取引手数料が高い
- 投資銘柄が少ない
- 「投資」をしている感覚が薄い
- ↑読みたい項目をタップするとジャンプします。
ひとつずつ解説します。
個別株の取引手数料が高い
PayPay資産運用は、通常の証券会社と比べると取引手数料(国内株式)が少々高めです。
PayPay資産運用 | 0.5% |
---|---|
楽天証券 | 無料 |
SBI証券 | 無料 |
たとえば、10万円分の個別株を購入するとします。
PayPayだと500円の手数料がかかりますが、楽天証券やSBI証券なら無料です(2024年現在)。
本格的に個別株投資を始めるなら、手数料の安い証券会社を選ぶべきでしょう。
月1回など売買頻度が低ければ、取引手数料の影響はそこまで大きくありません。
頻繁に売買する場合、手数料が安いほどコストを抑えることができますので、高すぎる手数料設定には注意が必要です。
投資銘柄が少ない
PayPay資産運用の取り扱い銘柄数は約470銘柄(2024年1月4日現在)で、他の証券会社と比較するとかなり少ないのがネックです。
投資信託 | 米国株 | 日本株 | |
---|---|---|---|
PayPay資産運用 | 117 | 182 | 171 |
楽天証券 | 2,553 | 4,939 | 4,020 |
SBI証券 | 2,614 | 5,658 | 3,164 |
マネックス証券 | 1,331 | 4,982 | 3798 |
一方、SBI証券や楽天証券などのネット証券なら数千もの銘柄から選べます。
選択肢が少ないと、自分の投資方針に合う商品が見つかりにくいのが悩ましいところ。
投資初心者なら少ない選択肢でもそこまで不便は感じないかもしれませんが、投資の幅を広げたい人にはちょっと物足りないですよね。
「投資」感覚がうすい
ポイント感覚で気軽に株取引していると、投資感覚が薄れてリスク管理がおろそかになってしまいます。
たとえば、数百円分の個別株をポイント感覚で買ったとしましょう。
すると「こんな少額だから、損しても痛くないよね」という気持ちが先行してしまいがちです。
実はこの”甘い気持ち”が落とし穴。
投資をしているという意識をもたずに軽い気持ちで運用を続けていると、市場が暴落した時の適切な対処方法がわからず、いつのまにか大損していた…なんて事態にもなりかねません。
投資にリスクはつきものです。
自分のお金を使って投資しているんだ、という当事者意識を忘れずに取引しましょう!
PayPay資産運用をやってみた人の口コミ・評判
PayPay資産運用はやばいサービスなのか?実際にやっている人の口コミをSNSで調査してみました。
良い口コミ・評判
日本で一番Paypay資産運用をエンジョイしている気がするw#Paypay資産運用
— たまねぎ。 (@ONIONXYZ) May 13, 2024
何が楽しいって、この📈右肩上がりのグラフっスw pic.twitter.com/DXVD8F9uV5
ヒカクマさんの投稿見て私もPayPay資産運用確認したら分配金が届いてました😊投資の原資は全額ポイントなので最高すぎます🕊 https://t.co/rmANsLW2tv pic.twitter.com/J40NrKPUXx
— ポッポイ@マネ活サイドFIRE (@pointdeFIRE) May 4, 2024
貰えた人はすぐ使うならすぐ使ってもいいけど
— のあ@原神 (@nkoiasa0733) April 26, 2024
緊急用途が無いならそのままPayPay資産運用から投資信託に出すのがオススメだよ
たまにスタートより減ることがあるけど
置いといたら勝手に増えるから https://t.co/1QJllQjonX
良い口コミを調査していると、「グラフが右肩上がり」「配当金がもらえるのが嬉しい」「置いておいたら勝手に増える」といった意見が多く見受けられました。
悪い意味ではなく、良い意味で「やばい」と捉えている方が多いようですね。
悪い口コミ・評判
PayPay資産運用普通にマイナス、社会は厳しい
— 毎日元気マン (@sakeguse_saiaku) May 2, 2024
PayPayの謎の資産運用めちゃくちゃ損してる pic.twitter.com/27FVIB6dfB
— 死人フェア (@eta_nouru1) February 22, 2023
悪い口コミを調査してみると、「マイナスになった」「めちゃくちゃ損をした」という意見が見受けられました。
PayPay資産運用はポイントで気軽に始められるものの、やはり元本が保証されないというリスクがつきものです。
投資で少しでもリスクを減らすためには「長期・積立・分散」を心がけましょう。
長期・積立・分散とは?
長期・積立・分散とは以下のことを指しています。
長期投資 | 10年など長い期間保有し続けること。 |
---|---|
積立投資 | 一定期間ごとに、定額で同じ銘柄に投資すること。 |
分散投資 | 投資対象の地域、資産などを幅広く分散すること。 |
日本だけでなく、世界中でも「王道」と言われている運用方法です。
PayPay資産運用とポイント運用の違いは?
PayPayには、「PayPay資産運用」と「PayPayポイント運用」という2つのサービスがあります。
両者は似ているようで、実は大きく異なるサービスです。
筆者はPayPayポイント運用を1年ほどやっています。完全にほったらかしですが現在は+2,000ポイントになりました。
PayPay資産運用とポイント運用の異なる点は以下のとおりです。
PayPay資産運用 | PayPayポイント運用 | |
---|---|---|
入金方法 | PayPayポイント PayPayマネー クレジットカード PayPay銀行の残高 | PayPayポイントのみ |
出金方法 | PayPayポイント PayPayマネー (限度額を超えた場合のみ銀行口座への出金) | PayPayポイントのみ |
取引金額 | 100円から | 1円(1ポイント)から |
配当金(分配金) | あり | なし |
取扱商品 | 470以上(2024年1月4日現在) | 5つのコース |
口座開設 | 必要 | 不要 |
ポイント運用は証券口座不要で気軽に始められるのが大きな特徴ですが、取引できる銘柄も5コースしかなく、PayPayポイントでしか運用できません。
ポイント運用はあくまでも投資の疑似体験。配当金がもらえないのも要注意ですね。
PayPay資産運用とPayPay証券アプリとの違いは?
「PayPay資産運用」と「PayPay証券アプリ」は、どちらもPayPayが提供する投資サービスです。
しかし、ポイント運用と同じく両者には以下のような違いがあります。
PayPay資産運用 | PayPay証券アプリ | |
---|---|---|
入金方法 | PayPayポイント PayPayマネー クレジットカード PayPay銀行の残高 | 銀行振込 |
出金方法 | PayPayポイント PayPayマネー (限度額を超えた場合のみ銀行口座への出金) | 銀行振込 |
取引金額 | 100円から | 1,000円から |
配当金(分配金) | あり | あり |
取扱商品 | 470以上(2024年1月4日現在) | 470以上(2024年1月4日現在) |
口座開設 | 必要 | 不要 |
大きな違いは入出金方法と最低取引金額です。
「とりあえず株に興味がある」「でも資産が減ってしまうのは怖い…」という方は、ポイントで100円から運用できるPayPay資産運用から始めてみましょう。
「将来はもっと本格的にトレードしたい」という人は、PayPay証券アプリの利用も視野に入れておくとよいですね。
PayPay資産運用は儲かる?やめた方がいい?
ポイントで気軽に始められるPayPay資産運用ですが、本当に儲かるのでしょうか?
結論をまとめると以下のとおりです。
それぞれ解説していきます。
儲かる保証はない
PayPay資産運用に限らず、株式投資で必ず儲かるなんて保証はどこにもありません。
「長期・積立・分散」投資でリスクを低減できますが、元本割れのリスクは、常について回ります。
特にPayPay資産運用は少額投資を前提にした「初心者向けサービス」です。
あくまで自己責任の世界だということを肝に銘じておきましょう。
なんとなくで始めるのは危険
みんながPayPayで投資してるから、自分も
ポイントで運用するし楽勝でしょ
こんな安易な動機で始めるのはちょっと危険。
最悪の場合、大切な資産を失うことになりかねません。
初心者こそ、以下のことを意識して臨むべきです。
- 元本が割れたらどうする?
- 自分の資産に合った投資金額はいくら?
- いつまでにいくら増やしたい?
投資はギャンブルではありません。
「しっかりとした投資マインドを持つこと」
これがPayPay資産運用で資金を増やすための大前提です。
でも、自分の資産に合った投資金額なんてわからない…
確かにそうですよね。ではそんなときにどうすればいいか?以下で解説していきます。
PayPay資産運用で失敗しないためにやるべきこと
PayPay資産運用は、使い方を間違えれば危険な面もあります。
だからこそ、失敗を避けるために以下の準備をしておきましょう。
- お金のプロ(FP)に相談する
- 投資について簡単に勉強しておく
- 長期投資を意識する
ひとつずつ解説します。
お金のプロ(FP)に相談する
- 自分の資産に合った投資金額が分からない
- 自分に合ったおすすめの銘柄はどれ?
- 銀行預貯金はどのくらい残しておくべき?
こういったお悩みをお持ちなら、まずはファイナンシャルプランナー(FP)に相談してライフプランを作ってもらいましょう。
FPは、資産運用のプロフェッショナル。
家計の状況を見極めたうえで、最適な投資アドバイスをしてくれます。
我が家もライフプランを作ってもらい、どのくらいまでなら投資に回していいかを教えてもらいました。
もし相談していなかったら、今頃貯金と投資のバランスを間違えて後悔していたと思います。恐ろしや。
中には保険の勧誘目的で相談に乗ってくるFPもいるので要注意。
FPに相談する際は、必ず相談した人の口コミや体験談を参考にしてくださいね。
筆者は今までに無料のFP相談サービスを10社以上(計20回以上)体験していますが、その中でも特にオススメなのはマネーキャリアです。
実際、筆者は3回も相談しています…。
我が家には欠かせない、お金のかかりつけ医です。
マネーキャリアの口コミや体験談は「マネーキャリアの口コミ・評判は最悪?主婦の体験談をレビュー!」で紹介しています。
資産運用を始める前にぜひ相談してみてくださいね。
また、「相談してみたいけどWebカメラをつけて相談するのは恥ずかしい…」という方はマネーコーチもオススメです。
マネーコーチの口コミや体験談は「マネーコーチの評判・口コミは?主婦が体験談をレビュー!」で紹介しています。
投資について簡単に勉強しておく
「ポイント運用なら別に勉強していなくても大丈夫でしょ?」と安易に考えている方は多いかもしれません。
しかし、最低限の知識をつけずに投資を始めてしまうと予想外の損失を出してしまう可能性があります。
いくらポイントであっても、できるだけ元手は増やしていきたいですよね。
そのためにも、ざっくりとでいいので投資の基礎知識を勉強しておくことは必須。
投資初心者にオススメの勉強方法は「無料動画」を見ることです。
見るだけでサクッと知識が身に付くので、がっつり勉強するのは苦手…という方にもオススメ。
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長期投資を意識する
PayPay資産運用で失敗しないもう一つのコツは、長期投資を意識すること。
- 時間分散できるので安全
- 複利効果で資産が雪だるま式に膨らむ
- 短期の値動きに気を取られない
大事なのは、目先の利益に踊らされないタフな精神力です。
株価が下がったからって、むやみに売り逃げるのは賢明ではありません。
株式投資は我慢強く続けるほど果実を生むもの。
PayPayでもその投資の鉄則を忘れないようにしたいですね。
PayPay資産運用に関するよくある質問
PayPay資産運用はやばいサービスではなかった
今回はPayPay資産運用について詳しく解説しました。
実際には悪い意味で「やばい」わけではなく、これから投資を始める初心者にはオススメのサービスと言えるでしょう。
とはいえ、安易な気持ちで投資を始めるとその分だけ失敗するリスクが大きくなります。
まずはきちんと準備をして、最低限の知識をつけてから始めると失敗しにくいですよ。
無料のFP相談や無料の投資講座などを上手に活用して、かしこく投資を始めましょう!
水野 崇
【プロフィール】
個別相談、執筆・監修、講師、取材協力、テレビ出演など多方面で活動する独立系ファイナンシャルプランナー。キャリア20年超の株式トレーダー。2018年12月にCFP資格の全6課目一括と宅地建物取引士資格を同時合格し、2019年に「水野総合FP事務所」を開所。独立系FPとしてライフプラン、投資・資産運用、不動産・住宅ローン、相続・資産承継など、年間100名以上の個別相談に対応。クライアントは、個人の資産形成層から上場関連会社社長、医師、歯科医、資産10億円の富裕層まで幅広い。年300本の執筆・記事監修を手掛け、大学講義や金融機関の企業研修に登壇。学校法人専門学校では非常勤講師として「金融リテラシー講義」を毎週行っている。BSテレ東「マネーのまなび」出演。日本FP協会「2021年FP広報センター」スタッフ。
【保有資格】
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者(日本FP協会)、宅地建物取引士、日本証券アナリスト協会検定会員補、証券外務員1種 他